小児の脊柱側弯症

小児の脊柱側弯症

特徴
・男子に比べ、女子が5~8倍多い
・思春期に発生するものが多い(全側弯症の80~90%)
・先天的に脊柱が側弯している状態を、特発性側弯症と言い、10歳未満で発症したものを早期発症側弯症、10歳以降で発症したものを思春期側弯症とに分けられる。
通常は成長とともにねじれを伴った側弯が進行し、成長の終了とともに進行も止まる。変形は残りますが軽度の変形であれば、腰痛などの原因になることはかなり少なく、妊娠や出産などにも影響しません。
しかし、「ある程度以上」に変形したものはその後も少しずつ進行し、痛みが出たり、内臓を圧迫するようなります。

更に変形が大きくなると肺の圧迫から呼吸障害、さらには心不全を起こす可能性があります。

「ある程度以上」とは、コブ角と言われる脊柱の上下で最も曲がりの強い椎体から直線を伸ばし、その 2 本の直線の交差する角度のことを示します。
このコブ角が 10°以上の場合、側弯症と診断され、25°以上になると成長と共に治ることは難しく、コルセットの装着や手術の適応となります。

症状
基本的には、10代での側弯症は背骨の配列の異常がメインになるため、痛みや痺れは出ないことが多い。
しかし、重度の変形になると椎間板が傷んでしまい、痛みが生じたり、胸郭が変形し、心臓や肺を圧迫してしまうこともある。

施術セルフケア

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